てんとう虫は幸運の虫?それとも害虫?簡単な見分け方をご紹介

昆虫

てんとう虫は幸運の虫?それとも害虫?簡単な見分け方もご紹介

てんとう虫と聞くと、赤色に黒い水玉模様のてんとう虫を思い浮かべる方が多いと思います。

しかし、中には黄色や茶色のてんとう虫も存在しています。

さらに、幸運を呼ぶと言われているてんとう虫もいれば、害虫と言われ嫌われているてんとう虫もいます。

その違いは何なのでしょうか。詳しく解説していきます。

てんとう虫の種類

日本には、色々な模様のてんとう虫が生息しています。あなたが知っているてんとう虫もいれば、初めて知るてんとう虫もいると思います。あなたはいくつ知っていますか?

ナナホシテントウムシ

てんとう虫と聞いて、みなさんご真っ先に想像するてんとう虫がこのナナホシテントウ虫です。

赤色に黒の水玉模様が特徴で、農作物の害虫であるアブラムシをエサとしていることから、益虫と呼ばれています。

キイロテントウ

全身が黄色で、ナナホシテントウムシより、一回り小さなてんとう虫です。

キイロテントウは、農作物を枯らさせてしまう菌をエサとしているので、ナナホシテントウムシと同じく、益虫と呼ばれています。

ちなみに、農作物を枯らす菌の名前は、「うどんこ病の菌」と言います。

うどんこ病の菌は、葉っぱの表面に白いカビを生やしてしまいます。

キイロテントウは、その菌が繁殖している葉を見つけ、表面を削り取るように食事を行います。

食事の際、葉には穴を開けず、菌だけ器用に食べてくれます。なんていい奴なんだ。

シロホシテントウ

全身が黄色で、白い水玉模様が特徴のてんとう虫です。

キイロテントウと同じく、うどんこ病の菌をエサとしているので、益虫と呼ばれています。

ナミテントウ

黒色に赤い水玉模様が特徴です。

ナナホシテントウの次に遭遇する確率が高く、見たことがある方も多いのではないでしょうか。

ナミテントウはアブラムシをエサとしているため、益虫と呼ばれています。

ウスキホシテントウ

ぱっと見は、黒色に白い水玉模様が特徴です。

しかし、その身体をよーく見ると、白い水玉模様が薄く黄色がかっていることが確認できます。その色から、ウスキホシテントウと呼ばれているのですね。

ウンモンテントウ

黄色の身体に、白色で縁取られた黒い水玉模様が特徴です。

アブラムシをエサとしていると言われていますが、目にすること自体めずらしく、未だその生態は謎に包まれています。

ムモンチャイロテントウ

茶色の身体で、てんとう虫特有の水玉模様がないことが特徴です。

ぱっと見は、てんとう虫かどうか怪しんでしまう見た目ですが、立派なてんとう虫です。

アブラムシをエサとしているため、益虫と呼ばれています。

ニジュウヤホシテントウ

黄色に黒い水玉模様が特徴です。

名前のとおり、黒い水玉模様が28個も描かれています。

今までの流れであれば、アブラムシをエサとしているので益虫です。と言いたい所ですが、このてんとう虫は害虫です。

ニジュウヤホシテントウは、ナスなどの野菜の葉をエサとしているので、害虫と呼ばれています。

ニジュウヤホシテントウに葉を食べられたナスは、生育不良で実ができにくくなってしまうため、嫌われ者です。

てんとう虫は幸運を呼ぶ

てんとう虫は、空を飛ぶことができます。

その空を飛ぶ姿が、太陽(お天道様)に向って飛んでいるように見えるため、「天道虫」と書き、幸運を運ぶ虫と呼ばれています。

益虫と害虫の見分け方

てんとう虫には、益虫と害虫が存在することが分かりましたね。

しかし、目の前にいるてんとう虫が、益虫なのか害虫なのか見分けることができない!といった壁にぶち当たると思います。

そんなあなたのために、簡単な見分け方をご紹介します。

その見分け方とは、水玉模様の数が奇数であれば益虫。偶数であれば害虫という見分け方です。

100%そうだとは言えませんが、ほとんどのケースでこの法則が当てはまるので、ぜひ参考にされてください。

まとめ:てんとう虫をコンプリートしたい

いかがでしたか。てんとう虫の中にも、人間にとって、良い奴と悪い奴がいることが分かりましたね。

筆者は、そんな様々な種類のてんとう虫をこの目で見ることを目標にしたいと思います。

日本に生息しているてんとう虫をコンプリートしたあかつきには、幸運がやってくると良いなと思っています。あなたも、てんとう虫を探して、幸運を呼び寄せてみてはどうですか。一緒に頑張りましょう。それでは。

 

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