道にスズメのヒナが落ちてる!と思ったそこのあなたへ。

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道にスズメのヒナが落ちてる!と思ったそこのあなたへ。

皆さんが日々生活をしている中で、一生の間に一度は「道にスズメのヒナが落ちてる!」という場面に出くわすと思います。

今回はそんな時の対処法をお話しできたらと思います。

結論:触っちゃダメ!!そっとしておく。

結論からお話しすると、『触っちゃダメ!!そっとしておく。』が正解です。なんで!?かわいそうじゃないか!と言う声が聞こえてきそうなので、今からそっとしておいた方が良い理由をお話ししていきます。

スズメのヒナが空を飛ぶための練習中である可能性

道にスズメのヒナが落ちている、そんな時は慌てずに、空を見上げてください。必ずと言って良いほど、親鳥の姿が発見できると思います。まさに、「みーあーげてーごらんー♪そらのーうーえをー♪おやどーりがいるよー♪みまもーっているよー♪」状態ですね。

そんな親鳥からしたら、我が子が空を飛ぶ練習をしていると、突然近づいてきた人間に誘拐された!!!と勘違いすること間違いなしです。ポケモンであればエアカッター、あるいは自傷覚悟でブレイブハートがとんできます。そうならないためにも、道端でヒナを発見したら、まずは親鳥の姿を探しましょう。

スズメのヒナに人間の匂いがつく可能性

あなたの身の回りに、体臭がキツい人、1人や2人は必ずいると思います。そんな人の近くにいたいですか?いたくないですよね。それどころか、すぐにでもファブリーズを原液ごとぶっかけたくなるとお察しします。

ただ、これを読んでいるあなたもスズメからすると、体臭がキツいと思われています。簡単に説明すると、ゴミと泥が大量に溜まった用水路のヘドロの匂いがする生き物と認識されているようなものです。

これはスズメに限った話ではなく、野生の生き物は人間の匂いを嫌います。

そのため、道に落ちているスズメのヒナを何の気なしに触ると、人間の匂いがついてしまい、親から敬遠され、最悪の場合育児放棄の可能性もありますので、むやみやたらと触らないように気をつけましょう。

法律違反の可能性

このみなさんが住んでいる日本国。野鳥を飼育することは、鳥獣保護管理法で禁止されています。この法律、保護目的に拾ったヒナにも適応されます。罰せられた場合、1年以下の懲役または50万円以下の罰金になります。

善意のつもりでも犯罪者となってしまう危険性があるので、気を付けてください。

スズメの天敵

スズメがカラスに襲われていた

野生のスズメは、約1年で命を落とすと言われています。思ったより短いなと思われた方が多いのではないでしょうか?実はこの1年という年数、寿命が来たわけではありません。天敵であるタカやカラスの大型鳥類、猫やイタチといった陸の動物に襲われるため、1年という短さで一生を終えます。

筆者も中学3年生の授業中、山の方からカラスに追われたスズメが飛んできて、そのまま校庭に落下する場面に遭遇し、とても驚いたことを今でも鮮明に覚えています。自然とは時に残酷なものですね。

そんなスズメ、上記の天敵から身を隠すため、玄関の屋根の隙間や換気扇などに巣を作ることがあります。あえて人類の生活圏に巣を作ることで他の動物からの襲撃を抑制することができるからです。ただ、スズメにはダニが多く、衛生的に良いとは言えないため、家に巣を発見した時の対処法について話してみたので、ぜひご覧ください。

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まとめ:どうか、スズメのヒナは触らないでほしい。

いかがでしたか。一見善意に見えるあなたのその行動、スズメからしたら大迷惑かも知れません。これを知ったあなたの行動が変わることを祈ります。それでは。

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