珍獣オカピは何の仲間？

シマウマとロバを足して2で割ったような生き物オカピ。今回はそんなオカピについて深掘りしていきたいと思います。

お尻から足にかけてあるしま模様を見て、シマウマの仲間と勘違いされる方が多いのですが、実はオカピはキリンの仲間です。

キリンの仲間と分類されている理由について、今から説明していきます。

オスのオカピには、頭に2本の角があります。メスには角はありません。

その点、キリンはオスにもメスも角があるので、オカピはオスとメスの区別がつきやすいですね。

キリンにエサをあげた時に、長くて紫色の舌が出てきて、印象に残っている方も多いのではないでしょうか。オカピもキリンと同じく、長くて紫色の舌を持っています。

木の葉っぱを、その長ーい舌を使って枝から巻き取るようにして食べています。

オカピの生態

体の高さ:1.5ｍ

体重:200～300kg

寿命:20～30年

オカピは尻から足にかけて、シマウマのようなしま模様があり、シルエットはウマに似ています。その美しさと上品さから森の貴婦人と呼ばれています。

また、野生のオカピは、コンゴ民主共和国のイトゥリの森という場所に生息しています。

オカピのメスは繁殖期を迎えると、オシッコのニオイと鳴き声で、オスに自分の居場所を知らせます。そして無事、オスとマッチングできたら、次の世代へ命を繋ぐ第一歩を踏み出すことができます。

オカピの妊娠期間は約500日です。赤ちゃんは生後30分で立ちはじめ、生後約2～3年で大人のオカピの仲間入りです。

ちなみに、日本で初めて繁殖に成功したのは、よこはま動物園ズーラシアという場所です。

オカピの声を聞いたことある！という方はこの世に存在しません。

なぜなら、オカピの声帯は、声を出せないからです。

そのため、基本的に人間が聞こえる声で鳴くことはありません。

ただし、声の代わりに我々人間が聞こえない周波数を発しているということが、最近の実験で分かってきています。

オカピ同士は、周波数でコミュニケーションをとっているんですかね。科学の進歩に期待です。

オカピの天敵は主にヒョウです。

オカピの攻撃力は皆無と言っていいほど無いため、ヒョウに狙われると、ただただ逃げることしかできません。

そのため常日頃から、警戒心が高く、天敵に狙われる前に危険を回避しています。

私も周りをよく見る、視野が広い大人になりたいものです。

世界三大珍獣という、名誉なのか不名誉なのか分からない肩書きがあります。

その肩書をもらった動物は、ジャイアントパンダ、コビトカバ、そしてオカピです。

世界三大珍獣、、死ぬまでに3匹ともこの目で見ておきたいですね。

ちなみに、世界四大珍獣という言葉もあります。四匹目の動物は、名前をボンゴと言い、鹿のようなシルエットをしています。

まだ人間に発見されていないだけで、珍獣はこれからも増えていくかもしれませんね。

そんな世界三大珍獣のオカピ、絶滅危惧種に指定されています。今現在、地球に存在している個体は1万頭程度と推測されています。

その原因の一つに、我々人類が生息地を奪っているという点もあげられます。自然を守り、生き物達と共存することが大事ですね。

いかがでしたか。珍獣と呼ばれているオカピですが、科学の進歩により、少しずつその生態が明らかとなってきています。珍獣と呼ばれなくなる日も近いのかもしれませんね。

我々人類が自然を守ることで、動物達が過ごしやすい環境を整えることができたら動物達もきっと喜ぶはずです。私は今からゴミ拾いをしてこようと思います。それでは。