クラゲに刺されたら温めた方が良い?その対処法を解説します。

水生

クラゲに刺されたら温めた方が良い?その対処法を解説します。

海で海水浴を楽しむ時に気をつけないといけないものの一つがクラゲです。見た目は可愛いクラゲですが、刺されると猛烈な痛みに襲われます。今回はそんなクラゲに刺された時の対処法、刺された後のケア、クラゲの生態について話していきます。

クラゲに刺された時の対処法とその後のケアを解説

クラゲに刺された時の対処法

①海から陸に移動する

クラゲに刺されて一番恐ろしいことは、海で溺れてしまうことです。

クラゲに刺されることと、海で溺れることは関係ないのでは?と思われる方も多いと思いますが、関係ありまくりです。

クラゲに刺されると、アナフィラキシーショックを起こすことがあります。

そうなると、意識を失ってしまい、そのまま海に溺れてしまいます。

クラゲに刺された!と思ったら、迷わず一目散に海から出ることが重要です。

②触手を取り除く

海から出たら、クラゲに刺された箇所にクラゲの触手が残っていないか確認しましょう。

触手が残っていれば、触手を取り除くことが必要です。

ただし、焦って素手で触ってしまうと、今度はその触った手が刺されてしまいます。

そのため、絶対に素手で触ってはいけません。ピンセットや厚い手袋などで、触手を直接触らないようにして、優しく取り除いてください。

まれに触手が絡みついて、上手く取れないことがあります。その時は、海水で優しく洗い流すことで、取れることがあります。

注意点としては、必ず海水を使うことです。真水で流すと、症状が悪化してしまう危険性があるので、必ず海水で洗い流してください。

③温めた方が良い?冷やした方が良い?

結論、温めた方が良いことが多いです。

その根拠は、クラゲ毒の主成分がタンパク質のため、熱に弱い性質を持っています。

そのため、温めると痛みが軽減できるという仕組みです。

具体的には約42℃のお湯で30分程度、温めると良いでしょう。

ただし、今まで話してきたことは、あくまでも応急処置です。その後は、すぐに皮膚科を受診してください。

クラゲに刺された後のケアで、傷跡が残りにくくなる

傷跡が残りにくくなる一番の方法は、すぐに病院に行くことです。

その上で、お風呂の時にクラゲに刺された箇所を強くこすらないことを徹底しましょう。

そうすることで、傷跡が残りにくくなります。

クラゲってどんな生き物?

ここまで、クラゲに刺された場合の対処法について話してきましたが、クラゲについてもっと知りたくなった方も多いのではないでしょうか。

ここからはそんなクラゲの生態についてお話ししていきます。

クラゲの生態

クラゲの体は、9割以上が水分でできています。見た目は、傘のような形をしており、傘の下面の中心に口があります。

そんなクラゲ、実は脳がありません。

なのでクラゲが「オレの触手で、人を刺してやろう!」と思って刺している訳ではありません。あくまで不可抗力なのです。

クラゲが動く仕組み

では、脳が無いクラゲは、どうやって体を動かしているのでしょうか。

その答えは、クラゲにある「散在神経」を知ることで明らかになります。

散在神経とは、体に物が当たった時に、反射的に体に動く命令を出す神経のことです。

人間で言うと、本当は熱くないフライパンでも、ふいにフライパンを触ってしまった時、手をひっこめてしまいますよね。

それと同じで、クラゲの行動は全て反射によって起こっています。

クラゲにも目がある。

脳がないクラゲですが、目はあります。種類にもよりますが、なんと15個も。15個もあれば、一つ脳にすれば良かったのにと思わなくもないですよね。

その代わり、クラゲの目は我々人類の目のように、映像を確認することはできず、光を感じるぐらいしかできません。

まとめ

いかがでしたか。クラゲに刺されると、最悪の場合、命にも関わってくるため、今回お話ししたクラゲに刺された時の対処法を頭の片隅に置いていただき、あなたの大切な人を守ってください。それでは。

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