熊に出会わないためにできること。出会ってしまった時の対処法も解説

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熊に出会わないためにできること。出会ってしまった時の対処法も解説

熊。全身が屈強な筋肉で覆われた100kgにもなる動物。そんな熊が目の前に現れたら、、考えただけでも恐ろしいですね。

今回はそんな熊に出会わないためにできることと、もし出会ってしまった時の対処法について話します。それではどうぞ。

熊の生態

ヒグマとツキノワグマ

日本にはヒグマとツキノワグマの2種類の熊が生息しています。

ヒグマは北海道、ツキノワグマは本州や四国に生息しています。

今回はツキノワグマについて解説していきます。

何を食べている?

ツキノワグマは山菜や木の実などの植物を主食としていますが、それ以外にも基本的に何でも食べます。

季節によって、食べているものが異なり、春にはブナの花など色々な植物の新芽、若葉、花などを食べています。

夏にはイチゴの仲間やアリ、ハチなどの昆虫を食べています。

秋にはブナやドングリ、ヤマブドウなどの果実を食べています。

冬眠に向けてエネルギーを蓄えるために、大量の食べ物を食べます。

なお、ツキノワグマは狩りをして獲物を捕まえることが苦手なため、動物を食べている姿はあまり見かけませんが、シカの死体があれば、食べることもあります。

繁殖

熊は、4歳になると大人になり、繁殖行動を行うことができます。

夏の初めから夏の終わりにかけて交尾行い、冬の冬眠中に出産します。

メスは一度に1、2頭の子供を出産しますが、若いメスは子育てに失敗することが多々あります。

冬眠

熊は冬になると、岩穴などで冬眠をします。

一度冬眠すると、春まではずっと穴の中にこもっています。

前述したとおり、メスは冬眠期間中に出産を行うため、穴の中で飲まず食わずの子育てを行います。

子育ては大変だとよく言いますが、熊も例外ではないですね。

寿命

野生の熊の寿命は、20歳前後といわれています。

動物園などの飼育下であれば、25歳前後まで生きることもあるので、野生の厳しさが伺えますね。

熊に出会わないためには

熊に自分はここにいるよ!とアピールする

熊に出会わないためにまずすることは、熊に自分はここにいるよとアピールすることです。

多くの場合、熊も人間と出会いたくないと思っています。

そのため、山に入る時は、鈴やラジオを持ち、自分の存在をアピールしてください。

注意点としては、天気の悪い日は雨や風の音で、鈴やラジオの音がかき消され、熊が人間に気づかない可能性が高まります。

天気の悪い日はなるべく山に近づかないようにしましょう。

なお、早朝や夕方は熊の活動が活発になるので、なるべく避けましょう。

熊が集まる場所にはなるべく近づかない

熊は食べ物が豊富なところによく集まります。当然といえば当然ですね。

イチゴの仲間が密集している場所や、アリ、ハチの巣のある場所、ブナ、ドングリ、ヤマブドウなどの木の実が多い場所は熊が出没する可能性が高いため、気をつけましょう。

熊に出会ってしまった時の対処法

あわてない、刺激しない、ゆっくり後退

熊に出会ってしまったら、焦って叫んでしまったり、走って逃げてしまいそうになりますよね。

でも、絶対にそのような行動をとってはいけません。特に背中を向けて走って逃げると、本能的に追いかけてきます。

内心は心臓バックバクでも、まずはあわてず、落ち着いて、クマを刺激しないようにしましょう。

そしてその後は、クマに正対したままゆっくりゆっくり後退してください。

ツキノワグマの弱点

ツキノワグマに出会ってしまったら、上記の方法をとってください。

ただし、上記の行動をとったとしても、襲いかかってくる可能性が0になるわけではありません。

そのため、ツキノワグマの弱点をお話ししておきます。

一言で言うと、ツキノワグマの弱点は鼻です。

熊の鼻には神経が集中しており、体毛や筋肉で覆われていない箇所になるため、他の箇所と比べると、弱い箇所といえます。

無いに越したことはありませんが、もし戦闘になった場合には鼻を狙ってください。あくまで最終手段ですが。

まとめ:熊に出会わないように万全の準備を

いかがでしたか。熊に出会わないためにできることは行い、山に入りましょう。そしてもし出会ってしまっても落ち着いて行動することを忘れずに。それでは。

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