クジラは爆発する?打ち上げられたクジラを見つけても近づいてはいけない理由を解説
クジラ。沖の方にいる生き物で、普通に生活していたらお目にかかることなんてないと思っている方も多いのではないでしょうか。
そんなクジラですが、時折砂浜に打ち上げられることがあります。珍しいと思ってつい近づいてしまいそうですが、爆発する可能性があるので絶対に近づいてはいけません。その理由を紹介します。
クジラの爆発
クジラ爆発の仕組み
結論、クジラは爆発します。ただ、泳いでいる時に突然爆発するわけではなく、死んでしまったクジラが砂浜などに打ち上げられてしまった時に爆発する可能性があるというお話です。
なぜ、打ち上げられてしまったクジラは爆発してしまうのでしょうか。
それは、クジラの死体は時間が経つと腐敗して、体内にメタンガスが充満してしまいます。
その充満したメタンガスが、爆発してしまうという仕組みです。
実はこの現象は、クジラに限らず全ての生き物に当てはまりますが、クジラは体が大きく、溜め込めるメタンガスの量も膨大で、威力が強力なため、有名になっています。
クジラ爆発の威力
クジラの爆発の威力は非常に強力で、クジラの身体は四方八方にバラバラに飛んでいきます。
この飛び散った肉片が近くの家や車に降り注いでしまうという被害が起きています。
また、肉片が降り注ぐだけではなく、くさい匂いが辺りに漂ってしまうということも同時に起こります。
クジラが爆発するという時点で、そのクジラの腐敗はかなり進んでいるということになります。
そのため、腐敗が進んだ肉や臓器のくさい匂いが爆発と共に溢れ出ます。
想像しただけで恐ろしいですね。
日本でもクジラが打ち上げられる可能性あり
私達が住んでいる日本でも、たまにクジラの死体が打ち上げられたというニュースを耳にします。
もし、あなたが近くの砂浜でクジラの死体を発見したとしても、絶対に近づかないでください。
何かの拍子で爆発が起きてしまうかもしれません。
シロナガスクジラとマッコウクジラ。どっちが大きいでしょう?
シロナガスクジラの大きさ
シロナガスクジラの体長は、24〜30mです。
あなたが小学生の頃に泳いだ25 mプールを想像していただくと、その大きさが感じてもらえると思います。
さらに体重は、160〜200トンあります。
ゾウの体重が5トン程度なので、シロナガスクジラはゾウの約30倍以上の重さということになります。
大きすぎて、海で出会ったら失神してしまいそうですね。
マッコウクジラの大きさ
では、マッコウクジラはどのぐらいの大きさなのでしょう。
マッコウクジラの体長は、15〜20mです。
25mプールにすっぱり入りきるぐらいの大きさですね。
体重は40トンあります。
シロナガスクジラよりは軽いですが、十分大きいですよね。
なお、上記の大きさはオスの話で、マッコウクジラのメスは、体長が10〜13m、体重が13トンなので、オスと比べると小柄です。(生き物全体でみると小柄ではないです笑)
シロナガスクジラとマッコウクジラでは、シロナガスクジラの方が大きいのですね。
シロナガスクジラは何を食べてる?
30mもある巨体をつくるには、普段何をたべているんだと疑問に思った方も多いのではないでしょうか。
実は、シロナガスクジラは大きな生き物を食べているわけではなく、オキアミという小さな動物プランクトンを食べて生活しています。
釣りをしている方は分かると思うのですが、このオキアミ、非常に小さい生き物です。
非常に小さいため、たくさんのオキアミを食べる必要があります。
その食べ方も規格外で、シロナガスクジラは、オキアミの群れを見つけると、大きな口をあけてオキアミを海水ごと口に流し込みます。
そして、流し込んだオキアミと海水の内、海水だけを体外に排出します。最後に、口に残ったオキアミを飲み込んで食事をとっています。
その食べる量は、1日に10トンとも言われています。巨体を維持するにはそれぐらい食べないといけないのですね。
マッコウクジラは何を食べてる?
シロナガスクジラがオキアミを食べる一方、マッコウクジラは何を食べているのでしょうか。
実はマッコウクジラはイカやサメ、マグロなど、様々な生き物を食べています。
捕食方法は歯を使って噛み砕いているのかと思いきや、ほとんどの場合、大きな口を開けて丸のみしています。
マグロを丸のみとはスケールが違いすぎて笑っちゃいますね。
まとめ
いかがでしたか。クジラは爆発するという突拍子もない話から、規格外の大きさ、食事方法を知っていただけたかと思います。近くの砂浜にクジラが打ち上がっても決して近づかないようにしてください。それでは。
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