カモノハシという生き物、滅茶苦茶です
みなさんはカモノハシという生き物を知っていますか?
写真は見たことがあるけど、どんな生き物なのか詳しく知らないなぁという方が多いのではないでしょうか。
実はカモノハシ、滅茶苦茶な生態をしています。
今回はそんなカモノハシの滅茶苦茶な生態を解説していきます。
カモノハシの生態
カモノハシどこにいる?
カモノハシは川や湖に生息しているので、川や湖に行ったら気軽に会えます!と言いたい所ですが、残念ながらオーストラリア東部のカンガルー島にしかいません。
オーストラリアに旅行に行った時はカモノハシが見れるチャンスなので、必ず見に行きましょう。
カモノハシ何を食べている?
カモノハシは、昆虫やカニ、エビ、貝、ミミズなど様々な生き物を食しています。
基本的には水中に潜り、狩りを行っています。
カモノハシの生物学的分類は?
動物界、脊索動物門、脊椎動物亜門、哺乳綱、単孔目、カモノハシ科、カモノハシ属に分類される哺乳類です。
カモノハシ科とカモノハシ属はカモノハシのみが該当する分類なので、聞き馴染みのない方も多いと思います。カモノハシ専用の席ですね。
以上により、カモノハシは哺乳類ですが、一般的な哺乳類にはない4つの特徴があります。
この特徴こそが、滅茶苦茶と言われるゆえんです。
カモノハシの滅茶苦茶な生態
①卵を産む哺乳類
我々人類など一般的な哺乳類は、お腹の中で子供を育て、体の外に生んでいます。卵を産んだらビビりますよね。
一方、カモノハシは直接卵を産みます。哺乳類なのに。笑
そんなカモノハシの卵には弾力があり、ネバネバした粘液で守られています。
②母乳の与え方のクセがすごい
カモノハシは母乳で子どもを育てていますが、乳首から母乳が出ません。というか、乳首がありません。
母乳はお腹から汗のように出てくるので、子どもはそれを頑張って飲みます。なぜこんな身体の構造に、、?
③後ろ足に毒がある哺乳類
オスのカモノハシは、後ろ足に毒を持っています。
人にこの毒が入っても少し苦しむ(鎮痛剤が効かないほどの激痛が数ヶ月)ぐらいで済みますが、小動物であれば、最悪の場合死に至ることもあり、危険な毒です。
人も少し苦しむではなくめっちゃ苦しむですね。訂正します。
ちなみに哺乳類に毒があるのは珍しいです。人類が毒を持っていたら、、恐ろしいですね。
④目を閉じて狩りをする
カモノハシは、目を閉じて狩りをしています。
目を閉じて狩りってできるの?と思ったそこのあなた。カモノハシは、トレードマークでもある、クチバシを使って狩りをしています。
カモノハシのクチバシは、ムチムチしていて弾力があります。鳥のような硬いクチバシではありません。
このクチバシ、生き物の身体を流れる微量の電流を感知することができるハイスペッククチバシです。このハイスペッククチバシで生き物を感知して狩りを行っています。
ただ、クチバシに特化しすぎて、クチバシ以外の感覚器官(目や耳)はあまり発達していません。良いのか悪いのか、、笑
カモノハシのイコちゃんを知っていますか?
あなたはカモノハシのイコちゃんと聞いて、何を思い浮かべますか?
実はカモノハシのイコちゃんとは、交通系ICカードICOCAのキャラクターです。
ICOCAをお持ちのあなたは、カードをよく見てみてください。可愛いカモノハシが描かれていると思います。
こんな身近にカモノハシがいたんですね。
でもなんでカモノハシがキャラクターに選ばれたのでしょう。そこには、ちゃんとした理由があります。
まず、上記で説明したとおり、哺乳類なのに卵を産んだり、哺乳類なのにクチバシを持っていたりする「先進性」(乳首がなかったり目や耳が発達していないのは先進性?笑)
ハイスペックなクチバシや水かきを持っており、泳ぎや狩りに活用できるという「機能性」
微量の電力をクチバシで感じ取ることができるため、ICカードの「非接触通信機能」と掛けて、カモノハシが選ばれたそうです。
ちゃんと考えられているんですね。さすがです。
まとめ:結論、カモノハシは滅茶苦茶です。
色々と話してきましたが話せば話すほど滅茶苦茶な生き物であることがご理解いただけたことと思います。クチバシに特化しすぎて目と耳が発達していないとか可愛すぎませんか?私は可愛くてたまりません。あなたもカモノハシの虜になっていたら嬉しいです。それでは。
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