カブトガニが田んぼにいた?それカブトエビかも。

水生

カブトガニが田んぼにいた?それカブトエビかも。

「この前田んぼでカブトガニ見たんだ!」そんな会話が聞こえてきたら、すぐに教えてあげましょう。それはカブトエビだよ。と。

今回は似ているようで全然違うカブトエビとカブトガニの違いや、カブトエビの飼育方法についてお話ししていきます。

カブトエビとは?

カブトエビは、主に西日本の田んぼに生息しているミジンコの仲間です。シーラカンスで有名な生きた化石と言われる生き物で、25千年前から生きていると言われています。

カブトエビを見つけに行こう!

生きた化石カブトエビ。早速、探しに行きましょう。

カブトエビの見つけ方は非常に簡単で、6〜7月頃、西日本の田んぼに行き、水面をジッと見つめると、カブトエビが泳いでいる姿を見ることができます。

ただし、カブトエビは農薬に弱い生き物です。そのため農薬を使用している田んぼにカブトエビはいません。無農薬の田んぼを探しましょう。

そんなカブトエビ、田んぼの雑草を食べてくれるので、人間にとって有益な生き物です。

カブトエビとカブトガニの見分け方

カブトエビとよく似た生き物に、カブトガニという生き物がいます。どちらも生きた化石と呼ばれている昔からいる生き物です。

さらに、フォルムもとても似ているので、どうやって見分ければいいんだ!と頭を悩ませているそこのあなた。至極簡単な方法があります。

それは、大きさを確認することです。カブトエビは体長3cm程度、対してカブトガニは体長60cm程度なので、一目見れば見分けることは容易ですね。

その他にもカブトエビは田んぼに生息、対してカブトガニは海に生息しているので、見つけた場所で判断することもできます。

、、、当たり前のことを大袈裟にいって申し訳ありません。笑

カブトエビを飼育してみよう

みなさんが小学生の頃、カブトエビの飼育キットという商品に心惹かれ、飼育を試みた方は少なくないはずです。

ただ、ほとんどの場合、失敗しているのではないかなと思います。私もその内の1人です。

時は流れ、大人になった今、リベンジマッチをしようではありませんか。今現在、子供だよというあなたはこれを読んで、自由研究のテーマにしてみてはどうですか。

カブトエビの飼育方法

①水を入れよう

まず始めに水を用意しましょう。水道水をバケツに溜め、お日様に2日間当ててカルキ抜きをします。水道水には塩素が含まれているので、面倒ですが必ずこの作業を行なってください。

②カルキ抜きした水、砂、卵を入れよう

水槽に砂をin、カルキ抜きした水をin、最後に卵を入inすればオールオッケーです。

水はゆっくり入れないと砂が舞って水が濁ります。時間が経てば濁りは取れますが、この時のあなたは、早く卵を入れたいという気持ちが大きくなっているはずなので、できる限りゆっくり入れましょう。

③卵からの孵化

②の作業後、約2日で孵化します。

カブトエビの卵にとって、ベストな温度は2225度です。その温度から外れると孵化率が下がるので、エアコンで室内温度を22〜25度に保つと良いですね。

また、カブトエビは成長が早い生き物です。3日もすれば立派な大きさになります。

④餌をあげよう

孵化して3日が経ったら待ちに待った餌やりです。飼育キットに餌が付属しているのでそれをあげましょう。

何かしらの理由で餌が無い場合は、金魚や熱帯魚のエサで代用可能です。

自分で卵から孵化させたカブトエビは我が子のように可愛いです。そんなカブトエビが餌を食べる様子は時間を忘れて見入ってしまうこと間違いなしです。

⑤水換え

飼育する上で一番大切、最重要項目は水換えであると断言します。過去にカブトエビの飼育を失敗した方のほとんどが、この水換えを怠ったからではないかなと推測します。生まれてきてくれた可愛いカブトエビの生涯を全うさせることができるかどうかは、あなたの水換えにかかっています。

水換えの頻度としては、一週間に一度で十分です。

この時、雑に水換えをすると、カブトエビが死んでしまいますので、慎重に、、しんちょーーに行ってください。

水換えの量は水槽の3分の1が目安です。この時使用する水はもちろんカルキ抜き済の水を使ってください。

⑥産卵〜次の世代へ

順調に成長し、1ヶ月経った頃、カブトエビは産卵を行います。産卵後は生涯を全うして、星になります。

砂の中に卵を産みつけているため、カブトエビがいなくなった後、砂を捨てないようにしてください。砂の中には次世代の卵が眠っています。

そのため、カブトエビがいなくなった後の手順としては、

水を抜く→お日様に2日程当て干す→暗い場所に保管→再び水を入れる→孵化という手順になります。

カブトエビの卵は、水がない状態で数年間は持つと言われています。この生命力があったからこそ、約25千年前から生き続けることができているのだなと納得できますね。

まとめ:カブトエビとカブトガニ、似てるけど全然違う

いかがでしたか。カブトエビの生命力には脱帽ですよね。今後、田んぼにカブトガニがいた!と言う会話が聞こえてきたら、カブトエビだよ。と教えてあげるとともに、家にいるから見に来る?と飼育しているカブトエビを自慢しましょう。それでは。

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