カバは超敏感肌?カバは泳げない?意外と知らないカバのすべて

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カバは超敏感肌?カバは泳げない?意外と知らないカバのすべて

みなさんはカバと聞くと、どんな姿を想像しますか?大きくて、水に浸かっている姿を想像するのではないでしょうか。

今回はそんなカバの生態について深掘りしていきます。

カバのお肌は超敏感肌だったり、泳げなかったり、意外な事実を知れると思います。

カバの生態

カバは超敏感肌。乾燥は大敵

カバには毛が生えていません。

加えて、カバの生息している地域は、強い日差しが降り注いでいます。

水分を毛に蓄えることができないカバのお肌は、すぐに乾燥してひび割れてしまい、最悪の場合、死に至ってしまうこともあります。

そのため、カバは乾燥を避けるために、常に濡れた状態を維持しています。

動物園でよく水に浸かっているのは乾燥を防いでいるのですね。

カバは泳げない

一日のほとんどを水の中で生活しているカバ。

当然泳ぎも得意だと思ってしまいますが、カバはカナヅチ。つまり泳げません。

カバの身体は水に対して比重が大きく、沈んでしまうので泳げないのです。

ただ、動物園で水の中を移動しているカバを見たことがある方もいると思います。

あのカバは泳いでいるじゃないか!そう言いたくなると思いますが、そのカバは泳いでいるのではなく、歩いているのです。笑

カバは水中でも地上と同じく、地面に足をつけて移動しています。

水面に浮上する時は地面を蹴ってジャンプしているだけなのです。

カバの水中の動きを見たい方は、水中も観察できる旭山動物園などに行くことをおすすめします。

カバの少し笑っちゃうけどすごい一面

水中で寝たまま息継ぎができる

寝ている間にもカバのお肌は乾燥します。

そのため、カバは寝ている間も水の中にいることができます。

窒息しないの?と心配になりますが、大丈夫です。

なぜならカバは、水面に息継ぎをしに浮かび、息を吸って沈む。これを意識外で反射的に繰り返しているためです。

さらに、カバは水中で快適に生活するために、3つの武器があります。

まず第一の武器が、目・鼻・耳が一直線に並んで配置されていることです。

一直線に並んでいるおかげで、顔をほんの少し水面に出すだけで、息継ぎや外に危険がないかを確認することができます。

第二の武器が、目に膜を張り、水の中で目を開くことができる所です。

このおかげで、水中の様子も問題なく自分の目で確認することができます。

第三の武器が、鼻の穴を閉じることができる所です。

カバは鼻の穴を閉じ、約5分以上も潜水することができます。すごいですよね。

カバは赤い汗をかく?

カバは赤い汗をかく。そんな話を聞いたことがありますか?

確かに、カバの身体をよく見ると、赤い汗のようなものが確認できることがあります。

実はこの赤い汗のようなものは、汗ではなく、皮膚を守る分泌液であると解明されています。

この分泌液は透明ですが、酸素に触れると赤く色が変わるため、赤い汗をかいていると誤解されるのですね。

この分泌液、かなり有能です。

前述したとおり、カバはお肌の乾燥が大敵です。お肌の乾燥を防ぐために、多くの時間を水の中で過ごしているくらいです。

そんなカバも、ずっと水の中にいるわけにもいきません。たまには陸上にも出ます。

その時に役に立つのが、赤い分泌液というわけです。

この分泌液には肌を守る効果があり、日差しによる日焼けや乾燥を防いでいます。

酸素にふれたら赤く色が変わるため、カバは「赤い汗」「血の汗」をかいていると表現されます。

カバの喧嘩は口の大きさ比べから始まる

カバは、そのおとなしそうな見た目とは裏腹に、攻撃性の高い動物です。

カバ同士が縄張り争いになると、まず行われるのは、口の大きさ比べです。

口が大きい方が勝ちなので、すぐに決着がつきます。

ただ、口の大きさがほぼ同じであれば、決闘が始まります。

この決闘、かなり激しく行われます。

どのくらい激しいかというと、周りにいた子どもが巻き込まれ、亡くなってしまう事例があるほど激しいです。

カバもやるときはやるんですね。

まとめ

いかがでしたか。水の中で寝ることができるなんてすごいですよね。あんなに強そうなカバのお肌が敏感肌だったのには笑った方も多いのではないでしょうか。

そんなカバを見に、今週末は動物園に行ってみてはいかがですか。それでは。

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