ゲンゴロウって何?その採取や飼育方法について解説します。

昆虫

ゲンゴロウって何?その採取や飼育方法について解説します。

ゲンゴロウ、名前は聞いたことはあるけど詳しいことは分からないという方も多いのではないでしょうか。

今回はゲンゴロウの生態や採取、飼育方法について解説します。

これを読めばゲンゴロウを飼育したくなること間違いなしです。それではどうぞ。

ゲンゴロウの生態

ゲンゴロウの基本スペック

体長:3〜4 cm(成虫)

上記で(成虫)と記載したのは、幼虫の時は8 cmもあるためです。

寿命:2〜3年

多くの昆虫は寿命が1年なので、昆虫界では長生きな分類です。

ゲンゴロウの身体を生かした泳力

ゲンゴロウは全身が黒っぽい緑色で、身体の形は卵のような丸い形をしています。

この丸い形のおかげで、水の抵抗をなるべく受けずに泳ぐことができます。

さらに、後ろ足が太く、ブラシのような毛が生えているので、泳ぐのに適した身体になっています。

その身体のおかげで、水中では昆虫界最速クラスを誇っています。

さらにさらに、なんと、体内に空気を溜め込むことができます。

そのため、長い時間水中で行動することが可能です。ハイスペックですね。

ゲンゴロウは空も飛べる

そんな泳ぎが得意なゲンゴロウですが、空を飛ぶこともできます。

基本的に田んぼで生活しているゲンゴロウは、新たな田んぼへ場所移動する時、空を飛んで移動しています。

そのため夜の街灯をよーく見てみると、ゲンゴロウが発見できることがあります。昆虫らしいですね。

ゲンゴロウを捕まえて飼育しよう

ゲンゴロウはどこに行けば捕まえられる?

ゲンゴロウを捕まえたければ、ズバリ、年中水がある池や沼に行くことです。

泳力に長けたゲンゴロウは、水があるところが大好きです。

持って来た網で、泥ごとごっそりとすくい、泥をふるい落とすと、ゲンゴロウが捕まっていることでしょう。

それでも捕まえることができなければ、池や沼の近くにある電灯を確認してみてください。

光に寄ってきたゲンゴロウを網でキャッチしちゃいましょう。

捕まえるに当たっての注意点

ゲンゴロウは、絶滅危惧種に指定されています。しかし、営利目的でなければ捕まえても大丈夫です。

ただし自治体によっては、条例等で捕獲が禁止されている場合がありますお住まいの自治体に確認を取ってから捕獲してください。

ゲンゴロウの飼育に必要なもの

水槽 

はい。まずは水槽ですね。これがなければ、家のどこにゲンゴロウが出没してもおかしくない状況になってしまうので必ず必要です。

水槽の大きさは大きければ大きいほど良いです。個人的には6cm水槽が良いのではないかなと思います。

その理由は、上記で説明したとおり、ゲンゴロウの泳力はすばらしいの一言です。ただ、泳力がありすぎるばかりに、狭い水槽で飼育すると壁に激突して弱ってしまうので、なるべく広い水槽を選びましょう。 

また、これはどの生き物を飼育するにも共通して言えるのですが、水槽のサイズが小さいと水質の悪化も早いので、初心者ほど大きな水槽をおすすめします。

ゲンゴロウは飛べるので、蓋をしていないと脱走します。水槽に蓋をすることを徹底しましょう。 

ろ過フィルター

水質の悪化を防ぐために、ろ過フィルターを設置しましょう。

水が綺麗であればゲンゴロウが長生きする可能性が間違いなく、ぐんと上がりますので、必ず設置しましょう。

床材

なるべく捕まえた場所の環境に近い環境をつくってあげることが大事です。

現場で土を拾ってくるのも良いですが、手間がかかるので、市販の床材が無難かなと思います。

流木

ゲンゴロウは水を好む昆虫ですが、水の中に居続けることはできません。

甲羅を乾かすために、陸に上がることがあるので、水面から流木が飛び出すように設置しましょう。

また、前述したようにゲンゴロウは水中にいる時は体内に空気を溜めています。

そのため、何か捕まることができる場所がないと、プカプカと水面に浮いてしまいます。足場の代わりにもなるので、必ず設置しましょう。

ゲンゴロウのエサについて

ゲンゴロウのエサは、魚の切り身や、熱帯魚用のエサなどです。

エサを与える頻度は、1日に1回です。

エサを与えすぎると、食べ残しで水が汚れてしまうので、食べ切れる量を与えてください。 

まとめ:ゲンゴロウ、とっても可愛いですよ

いかがでしたか?ゲンゴロウが飼いたくてたまらなくなったのではないでしょうか。

あなたもゲンゴロウを飼って癒されてみてはどうですか。それでは。

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