冬なのに虫に刺された跡が、、それチカイエカの仕業かも?

昆虫

冬なのに虫に刺された跡が、、それチカイエカの仕業かも?

かゆいなーと思って腕を見てみると、蚊に刺された跡が、、。

今は冬なのに何で蚊に刺されるんだろうとお困りのあなた。

なんと、冬でも蚊は血を吸ってきます。

今回は冬でも吸血してくるチカイエカという蚊をご紹介します。

冬も活動する蚊、チカイエカ

チカイエカとは?

チカイエカは、その名のとおり、地下に生息している蚊になります。

蚊といえば、暑い時期に活動するイメージがあると思いますが、このチカイエカは、気温が10度程度でも活動し、吸血を行うことができます。

冬なのに虫に刺された!という方は、このチカイエカの仕業である可能性が高いです。

体長、体色

体長:1cm

体色:灰色 白のしましま模様あり。

見た目はよく見る蚊と大差ありません。

生息場所

チカイエカは日本全国どこにでもいます。

好む場所としては、ビルの建物の中などです。

チカイエカの成虫は、ビルの地下水槽や地下鉄の水路などに卵を産みつけることから、ビルなどに住み着くことが多いです。

吸血しなくても産卵可能

蚊といえば、産卵のために吸血するので、オスの蚊は吸血しないという話を聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。

チカイエカも例外ではなく、産卵のために吸血を行いますが、特徴的な点として、1回目の産卵に限り、吸血を行わなくてもOKという能力を持っています。

この能力のおかげで、リスクを犯さずに産卵することが可能となり、大量発生の原因の一つにもなっています。

産卵

チカイエカは一度に100〜300個の卵を産むことができます。

ヤブ蚊の仲間が一度に産卵できる数が30個程度ということを考えると、その繁殖力の高さが分かります。

産み付けられた卵は、1~2日後に孵化します。

孵化した幼虫は、水中で10日前後過ごし、成虫へと成長します。

成虫になってからは、約一ヶ月生きるため、その間、産卵を行い増え続けます。

そのため、気づいたら大量発生していたということも多々あります。

チカイエカに刺されたら

かゆみが出る

チカイエカも一般的な蚊と同じく、刺されるとかゆみが出ます。

ではなぜ、蚊に刺されるとかゆくなるのでしょう。

それは、蚊は吸血する時に、血が固まらないように特殊な分泌液を注入して血を吸っています。

この分泌液がかゆみの元となっています。迷惑な話ですね。

チカイエカの対策

殺虫剤を使用する

ビルなどでチカイエカが大量発生した場合は、殺虫剤で駆除することをオススメします。

チカイエカに似た蚊

ヒトスジシマカ

日中、屋外で蚊に刺されたら、このヒトスジシマカの可能性が高いです。

白と黒の体色が特徴で、見るだけでかゆくなってきますよね。

ヒトスジシマカは、太陽の光が直接当たる場所にはあまりおらず、日陰の湿っている場所に多く生息しています。

夏の暑い日、木陰で休むときには、ヒトスジシマカからの吸血に気をつけてください。

アカイエカ

夜中に蚊に刺された場合は、このアカイエカの可能性が高いです。

茶色っぽい体色が特徴で、チカイエカとよく似ています。

夏の夜、どこからともなく『ぶ〜〜〜ん。』という音がしてきて眠れない!といった経験、誰しもがあると思います。

ヒトスジシマカは昼行性、チカイエカはビルなどの建物の中ということを考えると、アカイエカの仕業でほぼ間違いないでしょう。

蚊取り線香を焚くなどして、我々の快適な睡眠を確保しましょう。蚊なんかに負けちゃダメです。笑

まとめ:冬でも蚊に注意

いかがでしたか。蚊といえば夏のイメージなので、冬でも吸血してくる蚊がいるなんて驚いた方も多いのではないでしょうか。

冬だからと気を抜かずに、蚊に気をつけて快適な生活を送りましょう。それでは。

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