バッタを飼育するために必要な物は?上手くいく飼育方法を解説
バッタ。あなたが子供の頃一度は捕まえた経験があるのではないでしょうか。今回はそんなバッタの飼育方法や生態について話していきます。
バッタの生態
体の特徴
体色は緑色あるいは茶色で、細長い体が特徴です。
バッタは後ろ足が発達しており、体長の数十倍もの距離を飛ぶことができます。
また、バッタは地上性のバッタと、植上性のバッタの二つに分けることができます。
植上性のバッタの脚先は吸盤のような器官が発達しており、植物やツルツルした滑りやすい場所でも、滑らずに行動することができます。
エサ
バッタは、植物をエサとしています。イネ科の植物を好む種類や、そうでない種類など様々です。
寿命
バッタは春から初夏に卵から産まれます。
産まれた時点で私たちがよく知るバッタの姿をしています。
産まれたバッタは初夏から秋にかけて成虫になり、秋になると土の中に卵を産みます。
産みつけられた卵は、土の中で冬を過ごし、暖かくなってきたら産まれるといった一生を過ごしています。
バッタの種類
日本には約400種類のバッタがいるとされています。そんなバッタの中から遭遇する確率の高いバッタをいくつか紹介します。
ショウリョウバッタ
一般的によく見かける、頭が三角形になっているバッタです。
オスの体長は約5cmと小柄ですが、メスは10cm以上になります。
オスは飛ぶ時に、前翅と後翅を打ち合わせて「キチキチキチ」と音を出すため、キチキチバッタと呼ばれることもあります。
オンブバッタ
その姿はショウリョウバッタと良く似ています。
見分け方としては、バッタがバッタをおんぶしているかどうかで見分けることができます。
また、その体長も2〜4cmと、ショウリョウバッタと比べると小柄です。
バッタがバッタをおんぶしている姿は可愛いですよ。
オスがメスをおんぶしているのかと思いきや、おんぶしているのがメスで、オスはおんぶされています。
オスがメスにおんぶされている理由は、交尾をするためだと言われています。
なお、交尾後も別のオスにメスを奪われないようにしがみついているという説もあります。
トノサマバッタ
体長は5、6cmとショウリョウバッタと比べると小さいですが、体に厚みがあり、貫禄があります。
その貫禄からトノサマバッタと呼ばれているとも言われています。
クルマバッタ(車飛蝗)
トノサマバッタと良く似ています。
見分け方としては、体長がトノサマバッタと比べてやや小型(3、4cm)なため、小さいトノサマバッタを見つけたらクルマバッタの可能性があります。
黒い半月状の模様がハネに描かれており、飛んだ時に車輪が回っているように見えることから、クルマバッタと呼ばれています。
バッタの飼育方法
バッタを飼育したいと考えているあなたは、虫かご、エサ、霧吹き、土。この4つを揃えてください。それぞれ解説します。
虫かご
バッタを放し飼いしたい方以外は、まずは虫かごを用意してください。
バッタの飼育には、最先端の技術が搭載された虫かごは必要なく、普通の虫かごでオッケーです。
ただ一つだけ。大きめの虫かごをご用意ください。
バッタは飛び跳ねることが大好きなので、小さい虫かごだとガンガン壁や天井にぶち当たります。
バッタのためにも、できるだけ大きめの虫かごを用意してあげましょう。
エサ
バッタはイネ科の植物を好む種類と、そうでない種類とに分かれます。
イネ科が好き
ショウリョウバッタ、トノサマバッタ、クルマバッタなど
イネ科以外が好き
オンブバッタなど
迷ったら捕まえた場所に生えている草を与えることをオススメします。
霧吹き
バッタは水分を植物から接種しているので、お皿に水を張る必要はありません。
しかし、乾燥しすぎてもいけないので、たまーに霧吹きで植物を濡らしてあげましょう。
土
なるべく自然の環境に近づけてあげた方がバッタも喜びます。
捕まえた場所の土などを虫かごの底に敷きましょう。
飼育するにあたっての注意点
太陽の光に当てる
野生のバッタは太陽の光を浴びて生活しています。
そのため捕まえたバッタも太陽の光を浴びさせてあげましょう。
太陽の光を浴びさせる時は、直射日光を避けて、風通しの良い場所に虫かごを置きましょう。
フン掃除をする
バッタはまじか!と思う程、大量のフンをします。
掃除をしないと虫かごの中がフンだらけになってしまい、非常に不衛生でバッタが弱ってしまいます。
面倒臭がらず、掃除をしてあげましょう。
まとめ
いかがでしたか。結構手軽に飼育できることが分かってもらえたと思います。草を食べるバッタは可愛いですよ。あなたも飼ってみてはどうですか?それでは。
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